09号 2004年[春]

09号 2004年[春]
杣人の古家を、これからの日々につなぐ。
わが家のデッキは、暮らしの一部。
小さく構えて、始末よく暮らす。

特集

木の家の、
住み心地。


住宅実例

・杣人の古家を、これからの日々につなぐ。
・わが家のデッキは、暮らしの一部。
・小さく構えて、始末よく暮らす。


木の家のトラブル解決Q&A


仲間とつくる、伝統構法の山小屋。


地元の木と土と石を使い、伝統の木組みで建てた、軽井沢の山荘。
ほとんど素人の仲間たち総勢22人が挑戦した、セルフビルドの山荘づくり顛末記。


マンション・リフォーム
「木の家に住みたい」をあきらめない



美しい日用品 ― 「素と形」誌上展

余分なものを削ぎ落とし、材料をそのまま素朴に使った「日用品」に、抽象的とも思える、完成された美しさを見出す。古物商・坂田和實、グラフィックデザイナー・山口信博、建築家・中村好文が選んだ古今東西の日用品の品々たち。


変わりゆく町、変わらぬ暮らし。
熊本市新町界隈へ

熊本市新町。静かに頑固に、昔からの自分たちの暮らしのリズムを大切にしている町。城下町の町割りそのままに、昭和初期まで熊本の中心地として栄えた新町界隈を巡り歩いた。


木の台所道具

おひつ、蒸篭、飯台、杓文字、杓子、菜箸、すりこぎ、まな板、漬物樽、米びつなど、それぞれがどんな樹種を使っているか、またその理由を探る。


吉野の木杓子づくり

奈良県吉野郡大塔村は木地師の里。この里に生まれ、製作を続ける木地師を訪ねる。大塔村最後の木地師である新子さんがつくる栗の木の木杓子は、昔ながらの方法で作られるが、今の暮らしの実用に応える優れた品である。


ジャック・マイヨール イルカに
なった男、その心の迷宮

映画「グラン・ブルー」で一躍脚光を浴びた海の男、ジャック・マイヨール。 房総の海辺で過ごした晩年のマイヨールの知られざる日々に迫る。


連載

新連載「River Side Story」細川剛(写真家) 特別な場所
エネルギー探偵の時事談義 9 槌屋治紀 太陽電池
Made in Poetry 9 長田弘 2004年冬の、或る午後
自然の力を借りた、手の仕事 9 渡辺征治  豆腐
長谷川堯の建築学校 9  長谷川堯 モダニストの落とし子(後編)
小さな王国 8 松山巖